全日本卓球、パラ選手が出場 推薦枠で、初の試み
卓球の全日本選手権(東京体育館)で、23日の一般の部の女子シングルス1回戦に今夏のパリ・パラリンピック出場権(知的障害)を獲得している和田なつき(20)=内田洋行=が推薦枠で初出場した。日本卓球協会がパラ選手の強化や多様性の促進を目的に導入した初の試み。ストレート負けした和田は「スピードが全然違った。今は10回やっても勝てないが、いつか全日本で1勝できるように頑張りたい」と声を弾ませた。 肢体不自由者、知的障害者、聴覚障害者を統括する各競技団体の男女1人ずつに出場権が与えられた。