【後編】「きつい」「引き継いでほしい」さまざまな思いで走る伝統の有田工業30キロマラソン 【佐賀県】
サガテレビ
有田工業伝統の30キロマラソン。男子の先頭は快調に飛ばしていました。 【先生】 「ペース配分大事ぞ。もうちょっとで上りやけんな、今キロどれくらい?」 【生徒】 「3分50秒です」 【先生】 「はやっ」 【先導車掛け声】 「有田工業高校です。現在全校マラソンを実施しています」 先頭の男子生徒が快調に飛ばすなか、「いちばんの難所」とされる長い上り坂に生徒たちの姿が。 【先生】 「最後の峠よ最後の峠。3年生ファイト」 初めて挑む1年生からはついつい弱音が出てしまいます。 【男子生徒】 Qどんな感じ?「めっちゃきついです」Qきつい?「きついです」Qこのマラソンの存在って?「伝統。あった方がいいと思うけど、1年生だけやればいい。もうきつい」 【先生】 「最後のトンネルがタフなんですよね。まだ走るか?」 【女子生徒】 「めっちゃうまいね。ずっとここにおりたい」Qみかんおいしい?「めっちゃおいしいです」 男子の1位がゴール。タイムは1時間51分。 【男子生徒】 「最高に楽しかったです!」 「1位を目指す」と宣言した生徒は宣言通り1着でゴールイン。 【女子生徒】 「めっちゃ頑張って走ったので疲れました。(事前練習含めて)体力づくりになるのでマラソン大会はとてもいいと思う」 参加した生徒390人中、345人が完走。 【男子生徒】 「伝統的なものなので、これから先も引き継いでいってほしい」 【女子生徒】 「きつかったけど楽しかったです。来年は休みます」 【男子生徒】 「夏の甲子園より大きい大会だと思っている」 来年以降、存続するかどうか、まだ決まっていませんが、有田工業伝統のマラソン大会は今年も全員無事で幕を閉じました。 男子30キロ、女子10キロということで、いろいろ意見はあると思いますが、ひとつの困難にみんなで臨んだという思い出は、一生残ると思います。
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