琉大病院の開院に間に合わない…激しい渋滞懸念 国道58号と結ぶ市道、整備に遅れ 沖縄
宜野湾市の西普天間住宅地区(約51ヘクタール)から国道58号へ抜ける市道23号の整備が遅れていることが、15日までに分かった。市は2025年1月6日の琉球大学病院の開院に間に合わせるように整備を進めていたが、9~10月ごろの天候不良で工事が遅れた。市は来年3月末までの開通を目指す。開院時には同地区から県道81号の市新城方面へ抜ける西普天間線のみが使用できる。58号へ通じる道路の開通が遅れることで周辺の渋滞激化が懸念される。市によると、同地区から県道81号の市喜友名方面へ抜けるもう一つの道路は26~27年度内に完成予定だ。 「住み続けたい街」 九州・沖縄トップ3はすべて沖縄
琉大病院の開院に伴い、同大医学部も25年4月に開学する。宜野湾市地域公共交通推進協議会によると、教職員約1950人と学生1200人、外来患者は年間27・4万人が来院が見込まれる。事前調査によると、教職員と学生の7割以上が車で通勤通学する。 市道23号は未返還の米軍キャンプ瑞慶覧インダストリアル・コリドー地区内に高架式で整備される。日米は15年に西普天間住宅地区から58号へ抜けるアクセス道路の開通に向けて基地の一部共同使用を合意。西普天間住宅地区の土地区画整理事業は27年度末に完了予定で、試算では将来的に千人以上の人口が増える見通しだ。
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