保険料も高額…入るべきか悩む「車両保険」 無理に付ける必要のないケースは
車両保険が必要な3つのケース
車両保険は車のトラブルを補償してくれますが、保険料が高くなることをネックに感じる方も多いでしょう。しかし、高い保険料を支払ってでも、車両保険に入ったほうがいいケースが3つあります。 ▽① 新車・高級車や新車に近い中古車 新車や外国車などの高級車、新車と同等の中古車を購入した場合は、車両保険に加入することをおすすめします。特に、高級車はちょっとした修理でも修理費用が高額になることが多いため、車両保険に加入したほうが安心です。 また、盗難や自然災害といった予測不能の損害が起きても、補償によって新たに車を買い替えることもできます。車両保険の保険金額は車の時価額が高いと有利になるので、市場価格が高い新車の時点で加入するメリットは大きいといえるでしょう。 ▽② ローン残高が残っている 新車をローンで購入し、ローン残高が「車両価格の30%以上」残っている場合は車両保険に加入したほうが安心です。 この状態で事故を起こして廃車にした場合、ローン残高を払い続けながら車を買い替える必要があります。車両保険に加入していれば、補償金額をローン返済に充てられるので、自分の負担を最小限に留めることが可能です。 ▽③ 免許取りたて・運転技術に自信がない 免許取りたての初心者や、運転技術が未熟な方は、自損事故や車庫入れのミスが起きる可能性があります。また、大きな事故を起こす可能性も否定できないので、万が一に備えて車両保険に加入しておくと安心です。
車両保険が必要ない2つのケース
保険料が高い車両保険を付ける必要がないケースは、以下の2つがあります。任意加入の車両保険だからこそ、不必要と判断できる場合は無理に付ける必要はありません。 ▽① 10年程度の古い車 車両保険の保険額は車の時価額で設定するため、10年程度の古い車では保険金額も連動して低くなります。 つまり、車の価値が低いと保険金も少なくなり、修理や事故が起きても補償額で修理費用をまかなえなくなるのです。 また、車両保険金額は年々下がりますが、保険料はほぼ変わらないので保険料を無駄に支払うことになります。新車から10年経過したら、車両保険金額を確認し、どれくらいの保険金が支払われるかを確認しましょう。 ▽② 貯蓄から修理費をまかなえる 万が一の修理や事故が起きた場合でも、貯蓄でまかなえるというケースでは車両保険は不要です。車の買い替えができる程度の貯蓄があれば、何回か修理が発生しても費用は十分支払えるでしょう。車両保険を付けなければ保険料は大幅に安くなるので、結果的に固定費の節約に繋がります。
車両保険が本当に必要か見極めよう
車両保険はの加入は基本的に任意なので、必要または必要ないケースが存在します。新車や高級車である場合や運転ミスをしやすいといった方は加入するのがおすすめです。一方、新車から10年ほど経過した車や中古車、貯蓄があるなど、車両保険の必要性がない場合は未加入でも問題ないでしょう。 高い保険料を支払うメリットがあるかを判断材料にして、加入するかどうかを決めてみてください。 (まいどなニュース/norico)
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