今年度の小学生No.1スケーターは永原依弦! Flake Cup 2023-2024 Championship
小学生の訴えと受け継がれるライダーの絆
では最後にこれらの写真を見てほしい。 まず一つはマイクを渡されて喋る選手。 普段ならばまず見られない光景なのだが、実は今大会は石川県から3人のエントリーがあった。 そう、石川県といえば元旦に起きた令和6年能登半島地震の被災地。 この場所でもそれぞれの口にした訴えが、現地に足を運んだ方や中継を見ていた方に伝わっていただけたら幸いということで最後に紹介させていただいた。
次にFlakeライダー全員の集合写真。 Flakeはもともとキッズアパレルブランドなので、成長に合わせて高学年のライダーから卒業していく形をとっている。 そのためメンバーはどんどん入れ替わっていくし、今年は中央の2人、小6の永原依弦と竹中律己がラストラン。 今までも多くのプロスケーターがここを巣立っていった。 小学生のわずか数年ながら、子供の成長においてはとても重要なこの時期。 来年はどんなメンバーが入っているのだろうか。そして彼らの後を受け継ぐ現ライダーはどれだけ成長するのだろうか。 ただひとつだけ言えることは、どれだけ時間が経過しようとも、ここで得たライダーの絆はこれからの長いスケートボード人生において、間違いなく大きな礎や武器となり、未来を明るく照らしてくれることだろう。
RESULT
1. IZURU NAGAHARA / 90.40 2. UTAGE MIURA / 89.90 3. EITA NOSE / 84.83 4. KOUSEI KAMITANI / 84.73 5. HARU MURASE / 83.90 6. KUUYA HASHIMOTO / 83.07 7. RYUUSEI OKADA / 82.70 8. HARU OOTAKI / 82.57 9. OUGA KOIKE / 82.50 10. KOUJYU KOIKE 82.37
吉田佳央 / Yoshio Yoshida 1982年生まれ。静岡県焼津市出身。 高校生の頃に写真とスケートボードに出会い、双方に明け暮れる学生時代を過ごす。 大学卒業後は写真スタジオ勤務を経たのち、2010年より当時国内最大の専門誌TRANSWORLD SKATEboarding JAPAN編集部に入社。約7年間にわたり専属カメラマン・編集・ライターをこなし、最前線のシーンの目撃者となる。 2017年に独立後は日本スケートボード協会のオフィシャルカメラマンを務めている他、ハウツー本の監修や講座講師等も務める。 ファッションやライフスタイル、広告等幅広いフィールドで撮影をこなしながら、スケートボードの魅力を広げ続けている。
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