「夏の甲子園」最強高校ランキング11~15位
第106回全国高校野球選手権大会が2024年(令和6年)8月7日から17日間、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催。全国47都道府県の49代表校(北海道・東京は2校)が出場し、夏・王者をかけて熱戦を繰り広げる。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表 ここでは、歴代の選手権大会における通算成績を基に、高校別のランキングを作成した。基準としたのは、「優勝」「準優勝」「4強」「8強」の回数。優勝:10pt、準優勝:5pt、4強:3pt、8強:1ptの合計ポイントでランク付けしている。ただ、配点によって順位変動は出てくるため、今回はこの配点に限ったランキングであることをご留意いただきたい。 ※同一Ptで並んだ場合、優勝回数が多い方が優先、以下も同様。 ※第105回大会まで時点
15位:慶応高校(けいおう)
所在地:神奈川県 正式名称:慶應義塾高等学校 <選手権大会成績> 優勝:2回 準優勝:1回 ベスト4:0回 ベスト8:3回 合計Pt:28Pt 15位には昨年旋風を巻き起こした「陸の王者」慶應高校がランクイン。 1916年(大正5年) 第2回全国中等学校優勝野球大会で慶応普通部として初優勝。しかし1962年の第44回全国高校野球選手権大会以降、長らく甲子園から遠ざかっていた。 2008年に46年ぶりの甲子園出場を決め準々決勝まで駒を進めたが、その後は強豪校ひしめく神奈川県ともあり、2018年まで夏の甲子園への切符は掴めなかった。 昨年は神奈川大会決勝戦で横浜を破り、甲子園に出場。広陵(広島)、沖縄尚学(沖縄)などの強豪校を次々に撃破すると、決勝戦では前年度優勝校の仙台育英(宮城)の連覇を阻み、107年ぶりの甲子園優勝を果たした。 しかし今年は、神奈川県大会5回戦で桐蔭学園に破れ敗退。改めて甲子園連覇の難しさを実感させられる結果となった。 主なOB選手 山本泰寛、矢崎拓也、柳町達、廣瀬隆太ら
14位:向陽高校[旧制・海草中](こうよう)
所在地:和歌山県 正式名称:向陽高等学校 <選手権大会成績> 優勝:2回 準優勝:1回 ベスト4:1回 ベスト8;0回 合計Pt:28Pt 14位は和歌山県の古豪・向陽。旧制・海草中時代に2度の全国制覇を果たした。 第15回(1929年)に夏・初出場ながら決勝の舞台まで上り詰め、準優勝に輝いた海草中。第25回(1939年)には「伝説の大投手」嶋清一が全5試合を完封、準決勝と決勝では2試合連続ノーヒットノーランを達成し、チームに初優勝をもたらした。さらに翌40年にも夏の頂点に立ち、史上4校目の夏連覇となった。 校名が向陽高となってからは夏の出場はないが、春の選抜には5度出場。2010年には「21世紀枠」での出場だったが、1回戦で開星(島根)を破り、聖地で45年ぶりの勝利を挙げている。 主なOB選手 嶋清一、真田重蔵、藪上敏夫、柴田猛ら