井岡一翔が「どうやったら勝てる?」か世界王者4人で検証…畑山隆則氏「前回ボディー効かせた」
「SANKYO presents LIFETIME BOXING FIGHTS 25」を中継するABEMAの公式チャンネル「ABEMAボクシング」で、薬師寺保栄、竹原慎二、畑山隆則、内藤大助の元世界王者4氏が井岡一翔(35=志成)が「どうやったら勝てる?」を検証した。 31日に迫ったWBAスーパーフライ級タイトルマッチ(大田区総合体育館)で、井岡は王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)にダイレクトリマッチを挑む。 ベルトを奪われた前回対戦は大差の判定負け。 畑山氏は「井岡側に立って見ると難しい。前回対戦から5カ月で差は埋まらない」と厳しい見方をした。 内藤氏は「まるっきり作戦変えないと厳しい」、薬師寺氏からも「あの突進力を止められなかった」と悲観的な意見が出た。 畑山氏が唯一の光明としたのはボディ。「前回ボディーを効かせた。ボディは有効だけど相手も警戒してくる」と指摘した。 内藤氏もボディーが鍵になるとし、「最初から狙うんじゃなくて3、4ラウンドかけたフェイント。中盤以降まで我慢して“ボディー、ボディー”とか」と、前半にエサをまいて後半一気にボディー攻勢をかける作戦を提案した。 4氏とも王者マルティネスの防衛を予想したが、竹原氏は「どんな形でも勝って大みそかを締めてもらいたい」と願った。 マルティネス陣営29日の調印式をコンディショニングを優先のためにキャンセルするなど井岡に追い風も吹き始めた。 畑山氏は「井岡は再戦に強いというジンクスにかけたい」。薬師寺氏も「下馬評をひっくり返す試合をしてほしい」と期待した。