【バドミントン】「会場の感覚をつかめるようにプレーしたい」(東野)「僕らにとっては五輪のシード権争いも重要」(渡辺) フランスオープンに向けて意気込み語る
3月2日、バドミントン日本代表は、3月5日から開催されるフランスOPに向けて出発。フランスOPは、今夏のパリ五輪会場のために建設された新たなアリーナで開催される。出国前に混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が取材に応じた。 ――フランスオープンは、五輪会場で行なわれるが 渡辺 選手みんなにとって(五輪会場で事前にプレーできるのは)いいことだと思いますし、どういう空気なのか、会場の雰囲気を確かめながらプレーしたいと思います。 東野 楽しんで、会場の感覚をつかめるように、プレーしたいと思います。 ――国際大会への出場は2カ月ぶり。国内でリフレッシュできた? 渡辺 S/Jリーグがあったので、ゆっくりと休むことはできなかったですけど、また海外遠征が始まるので、気持ちを切り替えて、しっかり準備したいなという気持ちでやってきました。 東野 日本にいる時間がリフレッシュ(タイム)。勇大くんと一緒でS/Jリーグがありましたが、ちょっとした気持ちのリフレッシュはできたかなと思います。 ――五輪レースも終盤ですが、二人にとっては五輪のシード権争いも重要。どう意識しているか 渡辺 僕らに関しては、シード権争いはすごく重要になってくると思うので、今大会もそうですし、(五輪代表の)選考レースが終わっても、シード権争いでいうと気の抜けない大会がまだまだ続くと思っています。 東野 本当に、ケガがないように。一つひとつの大会を大事にして、シードを獲得できるように頑張っていきたいと思います。 ――五輪会場で確認したい点は? 渡辺 会場のレイアウトや照明の使い方は(今回と五輪本番とで)もしかしたら変わるかもしれないし、ちょっとわからない。体育館の大きさとか、大事にするのは、そこくらいかなと。まずは、その場所でいい成績を出すことがすごく大事になってくると思います。 東野 本当に、パリ五輪の会場でプレーできるのは、貴重なことだと思うので、楽しんで会場の感覚をつかめるようにプレーしたいです。 ――フランスオープンは、これまでに優勝1回、銅メダル3回。印象のいい大会だと思うが、どんなイメージがあるか 渡辺 お客さんもたくさん入ってくれます。今回は会場が違いますけど、昨年までの雰囲気でいうと、そんなに大きすぎない会場でプレーしやすい環境でした。今大会はどうなるかわからないですけど、会場の雰囲気を大事にしながら戦っていきたいと思います。 東野 勇大くんが言ってくれたように、会場が違うので、その感覚や体育館の大きさなどをふまえて、いろいろと感覚をつかんでいきたいと思います。 ――S/Jリーグでのプレーで、渡辺選手は非常に楽しそうだったのが印象的でした。東野選手はチームで優勝。S/Jリーグでプレーしたことで気持ちのリフレッシュができた部分もある? 渡辺 男子ダブルスでプレーできたのが久しぶりでしたし、後輩と組んで後輩を成長させることが、僕の成長にもつながったと思います。(日本代表活動では)ミックスダブルスに戻って来て合宿を積んできたので、そういう形でいうと、リフレッシュはできたのかなと思います。 東野 試合時間が長かったので、リフレッシュにはならなかったです…(笑)。 ――フランスオープン、全英オープンと続く欧州遠征の成績面の目標は? 渡辺 優勝です。