二軍スタートも一軍昇格後は4勝0敗、防御率0.49!高橋宏斗が語る当時の心境「人生の中でもかなり苦しい日々…」
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」 CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム 【動画】“竜の忍者”田中幹也の高速美技はこちら!【0分48秒~】 今回のサンドラは、交流戦が終わりリーグ戦の再開初戦の先発投手を任された高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)の特集。フォーム変更の意図や、開幕一軍を果たせなかった心境など、才能あふれる高橋投手だからこそ感じた悩みについても自分の言葉で振り返りながら、今後に向けての意気込みも語った。それでは早速振り返る。
「どうやって答えたらいいかわからなくなる…」報道陣シャットアウトの真意語る
今シーズンの高橋投手は8試合に登板して4勝0敗防御率0.49と圧倒的な成績を残している。それでも謙虚に「序盤はチームがカバーしてくれたので、今は僕がチームを助けられるようなピッチングで貢献したい」と語る高橋投手。 その序盤の苦しみは、キャンプでの投球フォームの調整から始まった。22年のシーズン後に高橋投手は、自主トレにも参加したドジャース山本由伸投手のフォームを参考に調整を行ったが最終的には封印することとなった。そして今年再度挑戦するも成果が出ず二軍スタートとなった。 高橋投手「僕自身も投げている球は全然しっくりきていなかったですし、このまま投げていてもどうなるかという心配があったので、ファーム行くのかな?という気持ちはありましたし、とても悔しかった」 このときばかりは報道陣をシャットアウトするという手段がとられた。高橋投手の普段の明るく天真爛漫なキャラクターを考えると相当苦しい心理状態だったのだろう。 高橋投手「どうやって答えたらいいかわからなくなるというか、質問されても何が僕の中で答えなのか定まっていなかった。今どういう心境ですか?と聞かれたとしても、自分が今どういう気持ちで野球をやっているのかな?と感じていたので。特に一軍の試合がかなり状態よく進んでいたし、このまま僕がいなくても全然チームは回っているなと思いながらナゴヤ球場にいたりもしたので。受け答えの仕方がわからなかったというのはありますね。人生の中でもかなり苦しい日々でした」 WBCでの活躍など、国内だけでなく海外からも注目されるような投手として成長していた高橋投手にとっては、想像し難いギャップが生じていたのだろう。だが、その試練に正面から向き合って高橋投手は乗り越えていった。