《6年前の父親殺害容疑で再逮捕》「バカな話だよ」実父が直撃に語った細谷志保(38)の育児ネグレクト《浅草資産家夫婦次女殺し》
「お姉さんは自室で亡くなっていました。遺体が見つかる直前、『姉の姿が見えない』と細谷家の関係者の間で騒ぎになった。だが、姿が見えないのなら部屋を訪ねれば済む話なのに、夫妻はわざわざ警察を呼んでお姉さんの部屋を開けてもらっている。合鍵があるにもかかわらずです」(同前)
急死の翌年には“放火騒ぎ”も
その翌年の2019年3月、志保が夫婦喧嘩の果てに激昂して自室のベランダに放火する騒ぎを起こしている。警察沙汰になったこの騒動は、児童相談所の介入を招く。尋常ならざる家庭環境が子供に対する“心理的虐待”であると判断され、児相は美輝ちゃんを含む子供3人を保護した。 だが、そんな児相の動きも空しく、やがて弁護士を立てた細谷夫妻によって子供たちは自宅に戻されることとなった。 「児相は子供を返す条件として、ちゃんとした監護者をつけることを求めました。この際、生活能力のない志保さんが自分の代わりに子育てを任せたのが、自分のお父さんだったのです」(同前) 実の父の手を借りてまで、我が子を取り返した細谷夫妻だったが、この時点で志保はすでに子供たちに対する愛着を急速に失っていた。 娘からの依頼で孫たちの面倒を見ることを引き受けたという志保の父親。細谷夫妻の異常さに気づかなかったのか。2月14日午前、父親を直撃した。
「どこから変わってしまったのか……」
――志保容疑者に次女を殺めた疑いがかかっている。 「そんなことがありえるのかね」 ――一時、お父さんがお孫さんたちを育てていた時期があると聞いている。 「育ててないよ。孫まで育てるなんてとんでもないよ」 ――志保容疑者は子供への愛情を失っていたのか。 「どこから変わってしまったのか……。私にもよう分からない」 ――亡くなった次女の美輝ちゃんはどんな子だったか。 「優しくてね。子供らしい子供ですよ。孫はみんなかわいいよ」 ――向精神薬やエチレングリコールを見たことはあるか。 「記憶にないね」 ――志保容疑者は自宅に火をつけたことがある。 「火をつけたっていってもベランダだよ」 ――子供は施設に引き取られていたこともあった。 「バカな話だよ。自分の子供を育てられないんだから」 4歳の女児はなぜ命を落とさねばならなかったのか。捜査が続いている。 《6年前の父親殺害容疑で再逮捕》「ネズミの糞がすごいな」細谷志保(38)がこだわった「無人実家」賃貸契約の謎「借金取りから隠れるシェルターに…」《浅草資産家夫婦次女殺し》 へ続く
「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル
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