UNRWA解体の試みに警告、国連安保理 イスラエルの決定受け
[ワシントン 30日 ロイター] - 国連安全保障理事会は30日、イスラエルが国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を禁止する法案を可決したことに深い懸念を示し、UNRWAの活動と任務を「解体もしくは縮小するいかなる試みに対しても強く警告する」と表明した。 安保理は声明で、UNRWAが「パレスチナ自治区ガザで全ての人道支援の支柱であり続ける」とし、いかなる組織もUNRWAの能力および任務を代替することはできないと言明。イスラエル政府に対し「国際的義務を遵守し、UNRWAの特権と免責を尊重」するよう求めたほか、ガザ全域で「完全かつ迅速、安全で妨害のない人道支援を容認し、促進する責任を果たすよう要請した」とした。