ファンと繋がり共感する時計ブランド【オリス】のエコツアーをレポート
一行はその後、真鶴半島の先端部となる県立真鶴半島自然公園へと移動。ここには「お林」と呼ばれる江戸中期からの原生林が広がっており、クロマツやクスノキといった数百種類の植物、さらに野鳥などが生息している。自然に触れ合える散策を楽しみながら、地元のボランティアガイドによる解説に参加者たちは耳を傾けていた。近隣の豊かな海を支えているのも関東有数のこの森林があってこそとのことで、古くから保護されてきたのだという。海と山に繋がりがあり、ヒトがこれらを守ることによってその恵みを享受できる。まさにヒトと自然による持続可能な共生のモデルケースであり、連綿と受け継がれていることを学ぶことができた。
【インタビュー】フリーダイビング日本代表・岡本美鈴選手
「オリスは地球を想うブランド。これからも協力関係を築いていきたい」 (岡本選手)「フリーダイビングの日本代表として訪れたバハマでビーチクリーンを行ったことをきっかけに、ダイビング仲間と共に海洋保全のための“マリン アクション”を2010年に立ち上げました。海と共存するためのThinkからActionを起こしたい。これがコンセプトです。 今回のエコツアーは、オリス、真鶴町、私たちダイビングチームが海洋保全について同じ考えを持っていることで実現しました。オリスは地球を想うブランドであり、ダイビングの仲間や生徒さんたちにも自然と紹介したくなる存在です。もちろんダイバーズウオッチの機能も申し分ありません! 参加者の皆さんにはビーチクリーンだけでなく、真鶴の食やお林に触れていただくことも目的でした。保全活動やそのPRは継続してゆくことが重要と考えており、そのためには楽しみも必要です。今後もオリスと協力し、エコツアーや海に関するアクションを一緒に行なっていきたいですね」
ラグジュアリーブランドによる社会貢献例は散見され、団体支援や人道援助がなされている。しかしながらリアルイベントの活動はまだまだ少数派だ。その点オリスは方向性を明確に示しており、かねてよりエコ意識が高く、環境保護団体とのコラボモデルなどを通してその重要性を広めてきた。これまで高級時計とは無縁だった層も、オリスエコツアーの様なイベントに共感するだろうし、時計に興味を抱くきっかけとなるのではないだろうか。
廃漁網をアクセサリーとして蘇らせる「ブレスネット」とのコラボウオッチ
↑オリス「オリス X ブレスネット」 38万5000円 回収された廃漁網からアクセサリーを生み出す社会企業「ブレスネット」とオリスがパートナーシップを締結。これをきっかけに開発されたダイバーズウオッチで、廃漁網から作った個々に柄の異なる文字盤を備える。30気圧防水。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部)