明大Vへ望みをつなぐ先勝 5球団競合の楽天ドラ1宗山塁「堂々とプレーするだけ」3四球で出塁
<東京6大学野球:明大4-2法大>◇第8週第1日◇3日◇神宮 明大が法大に先勝した。 優勝可能性を残しているのチームは首位の早大、2位明大の2校のみ。この日明大が1敗でもすれば、早大の優勝が決まったが望みをつないだ。 0-0の7回1死二塁。7番榊原七斗外野手(2年=報徳学園)が右中間へ先制の適時三塁打。なおも1死三塁で、8番宮田知弥内野手(3年=横浜)の2ランが飛び出し、この回一挙3得点を挙げた。 直後の7回裏に2点を返されるも、2番手千葉汐凱投手(4年=千葉黎明)が踏ん張り、逆転は許さなかった。9回には1点を追加して4-2とリードを広げた。投げては4人の継投で法大打線を5安打2失点に抑えた。 10月24日のドラフト会議でNPBから指名を受けた選手たちも存在感を発揮した。 5球団競合で楽天からドラフト1位指名を受けた宗山塁内野手(4年=広陵)は3四球で出塁。ドラフト後、初のリーグ戦となったが「どういった立場になっても、自分のやれることは変わらないと思いますし、堂々とプレーするだけだっていうのは思っています」と冷静に振り返った。 日本ハム3位指名の最速154キロ右腕、浅利太門投手(4年=興国)は2点リードの9回から登板。この日は最速152キロを計測し、3者凡退で危なげなく最終回を締めた。「ドラフト前は緊張していましたが、今は伸び伸びとやれています」と笑顔を見せた。 最終カードで白星発進を決めた。宗山は「もう勝って終わるだけ。自分たちのやれることをもう1回見直して、明日また入っていきたい」と連勝を誓った。