【インド】ディクソン、中国ビーボと電子機器合弁
インドの電子機器受託生産(EMS)大手ディクソン・テクノロジーズは15日、中国のスマートフォン大手である維沃移動通信(ビーボ)のインド法人、ビーボ・モバイル・インディアとOEM(相手先ブランドによる生産)を行う合弁会社を設立すると発表した。ビーボのスマホを生産する。 ディクソンとビーボ・モバイル・インディアは15日、合弁設立に関する拘束力のある契約を締結した。合弁会社にはディクソンが51%、ビーボが49%をそれぞれ出資。ビーボのスマホのほか、他ブランドの電子機器を委託生産するとしている。 設立や事業開始の時期といった詳細には触れておらず、設立にはインドの規制当局の承認が必要だと説明するにとどめた。 ディクソンのアトゥル・ラル副会長兼社長は「世界的に有名なビーボと提携できて非常にうれしい。アンドロイド(米グーグルの基本ソフト)搭載スマホの生産における当社の足場がさらに強化される」とコメント。ビーボ・モバイル・インディアのジェローム・チェン最高経営責任者(CEO)は、ディクソンとの合弁は「ビーボのインドでの製造業務を効果的に補完する」などと述べた。 ディクソンは6月には、中国の液晶パネル大手である重慶恵科金渝光電科技(HKC)とスマホやテレビのディスプレー製造の合弁会社を設立することで合意している。