大谷翔平が感激「壮観だ」、ドジャース36年ぶり優勝パレード…真美子さんやデコピンもバスに同乗
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグのワールドシリーズを4年ぶりに制したドジャースの優勝パレードが1日(日本時間2日)、ロサンゼルスの中心街で行われた。2020年の前回優勝時はコロナ禍で実施されなかったため、前々回の1988年以来、36年ぶりのパレードとなった。ともに移籍1年目で初制覇となった大谷翔平と山本由伸をはじめ、選手らは2階建てのオープンバスに乗って約45分間にわたって進み、沿道を埋めたファンたちと喜びを分かち合った。 【写真】2階建てのオープンバスに乗った選手たちを祝福するファン
大谷は妻の真美子さんや愛犬の「デコピン」と一緒にバスに乗り込んだ。平日の午前中にもかかわらず、大勢のファンが集まり、ドジャースのチームカラーの青色の旗があちこちで振られた。紙吹雪が舞い、歓声は鳴りやまなかった。大谷は「壮観だし、こんなに人がいると思わなかったので圧倒されている」と驚き、「本当に1年目からこうやって応援してもらって、受け入れてもらって、すごく感謝している。最高の結果を出すことができて、チームとして素晴らしい1年だった」と語った。
パレード後、選手らはドジャースタジアムに移動し、スタンドを埋めたファンとともに祝賀イベントに臨んだ。グラウンド中央の特設ステージに上がったロバーツ監督やワールドシリーズ最優秀選手(MVP)に輝いたフリーマンら主力選手らがファンにあいさつした。ドジャース一筋17年の左腕カーショーは「この日を長い間、待ち望んでいた」と涙ながらに絶叫し、今季加入して中軸を担ったT・エルナンデスも涙ぐみ、「私を世界一にしてくれて、ありがとう」と叫んだ。
大谷もマイクを握り、英語で「特別な瞬間で、ここにいられて光栄」と語り、「コングラッチュレーションズ(おめでとう)、ロサンゼルス」と締めくくって大歓声を浴びた。山本も「サンキュー、ドジャーファン」と声を張り上げた。