優勝候補はどこだ! ユーロ2024戦力値ランキング1位。文句なし! 各ポジションに穴がない怪物の宝庫
現地時間6月14日にEURO2024(ユーロ2024)が開幕した。4年に1度行われる欧州王者を決める大会で、最も強力な戦力を揃えているのはどのチームなのか。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する(本文の内容は現地時間6月17日の試合終了時点のもの)。 【グループリーグ順位表】ユーロ2024(EURO2024) 組み合わせ
1位:フランス代表 監督:ディディエ・デシャン(13年目) 戦力値:98(攻撃力25、守備力24、選手層25、勝負強さ24) ユーロ2024(欧州選手権)戦力値ランキングのトップにはフランス代表を選出した。前回大会こそベスト16で敗退したが、ユーロ2016、ロシアW杯、カタールW杯と3つの大会で決勝に進出と、直近の国際大会で最も存在感を放っている代表チームである。 選手を見れば強さは一目でわかる。特に「攻撃力」は世界トップと言っても過言ではない。今夏のレアル・マドリード移籍が決定したキリアン・エンバペを筆頭に、代表最多得点記録保持者であるオリビエ・ジルー(ミラン→ロサンゼルスFC)にアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)もいる。もはや“理不尽“と言ってもよいエンバペの周りに、彼らのような周りを活かしつつ、自らも主役になれる選手たちが揃っており、個人技だけでなく、ユニットでの崩しにも期待できる。 W杯優勝メンバーからはウーゴ・ロリスやラファエル・ヴァランが去ったが「守備力」の高さも維持しており、ウィリアン・サリバ(アーセナル)やイブラヒマ・コナテ(リバプール)など個人で解決できるストッパーやエドゥアルド・カマヴィンガ、オーレリアン・チュアメニ(以上レアル・マドリード)、エンゴロ・カンテ(アル・イティハド)のようなボール奪取能力に優れたMFもいる。 ディディエ・デシャンのお気に入りであるダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン)が今季不調だったのは気になるところだが、誰が試合に出ても強いメンバーたちだ。「選手層」もMAX値である「25」で文句ないだろう。 デシャン監督の手腕が素晴らしいのは、これだけのタレント軍団を擁しながら、しっかりと毎大会勝ち上がっていること。かつてのフランス代表にありがちだった喧嘩での空中分解は、以前と比較すると表に出てくる機会は極端に減っており、しっかりとチームとして機能している。 開催国のドイツ代表やタレント揃いのイングランド代表、史上最強メンバーが揃うポルトガル代表などライバルも強力だが、フランス代表も続々と若いタレントが出てきており、世代交代を図りながらも強さを維持することができている。今大会も間違いなく優勝候補に挙げられるだろう。
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