〈タワマン刺殺〉「色恋営業は一切していません」「彼氏がいることも伝えていた」太客でもなんでもなかったストーカー男“わくちん”の暴走「見返りは求めないでね」と忠告するも自分からシャンパンタワーを希望
「彼氏とはお別れしたんです」とウソをついてしまい…
店内では当時、A子さんの夫だったBさんもボーイとして働いていたが、その存在も気にせずに、和久井容疑者の振る舞いは徐々にエスカレートしていったという。 「和久井がA子につきまとうようになったことについて、ネット上では『色恋営業をしていたからでは?』とか勝手な憶測が飛び交っていますが、これはまったくの事実無根です。 もともとA子は銀座のキャバクラ時代から『お客さんはどんだけカッコよくても無理。異性としては見れない』『お客さんに結婚を匂わせるとか、私にはできない』と話していました。実際、色恋営業や枕営業をしていたウワサも一切聞いたことはありません。 だから和久井から一方的に好意を寄せられるようになってからは、A子も『怖いんだけど……』とたびたび口にしていましたし、彼女のメンタル的にも営業を続けていくことが難しくなっていった。それで和久井を怒らせないように『従業員の素行不良により閉店しました』とか適当な理由をつけて、SNSでも告知せずにガールズバーの店を閉めたんです」 そうして4カ月の期間を空けて、ふたたび上野の湯島エリアにキャバクラ「C」をオープンしたA子さんだったが、ここでも和久井容疑者の存在に手を焼くことになったという。 「SNSで告知もせずに黙ってオープンしたことを知ると、和久井が激昂するかもしれないとのことで『オープンすることは隠すつもりはないけど、店に来てと言うつもりはない』と話していました。それとA子は、Bにも危害が加わるかもしれないという考えから、周囲には『彼氏とはお別れしたんです』とウソをついていましたね。 でも、これが逆効果だったみたいで、それを知った和久井は自分にもチャンスがあるかもとカン違いしたのか、『C』のオープン日にはお祝いの花を持ってきたりして……。もちろんA子になにかあったらすぐに駆けつけられるように、Bはいつも店の裏方のスタッフとして待機していました」
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