【2024年度】日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度とは?最新情報も
有利子タイプの第二種奨学金を大学在学中に月5万円利用した場合、利率固定方式で返還した場合、返還期間を15年とすると月々の返還額は約1万4,000円でした。
日本学生支援機構の奨学金を申し込む方法
日本学生支援機構の奨学金の申し込みは、進学前に申し込む「予約採用」と進学後に申し込む「在学採用」の2種類があります。 【予約採用】 予約採用は、在学している高校などを通じて申し込む方法で、進学先の学校が決まっていなくても申し込むことができます。必要な手続きや申し込み期間は通っている高校に確認しましょう。 ただし、給付奨学金の場合、進学先の学校が日本学生支援機構の奨学金の対象になっていないと利用できないため、希望大学が対象かどうかはあらかじめ調べておく必要があります。また、貸与奨学金の場合、大学・短期大学・高等専門学校については全て対象となりますが、専修学校(専門課程)については対象の学科が決まっています。 【在学採用】 在学している大学や専門学校で申し込み手続きを行う方法です。原則として春と秋に奨学生の募集があり、申し込みは在学している学校の奨学金窓口で行います。 入学後早めに奨学金窓口へ出向き、申し込み期間や準備する物をチェックしておくとスムーズです。予約採用で不採用になった人も申し込みできます。 予約採用・在学採用ともにマイナンバーの提出が求められるため、マイナンバーを持っていない場合は、事前に準備しておくと申請時にあわてなくてすみます。
まとめ & 実践 TIPS
国が実施している「日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金制度。大きく分けて、返還のない「給付型」、返還はあるけれど利子のない「第一種貸与型」、返還があり利子がつく「第二種貸与型」の3種類があります。 奨学金の種類によって採用条件や支給額が異なるため、ご家庭の収入状態や進路に合わせて検討しましょう。奨学金の返済はお子さま自身で行うため、ご家庭でよく話し合い、家族全員が納得できる選択肢が持てるとよいですね。
プロフィール 海田幹子 2級ファイナンシャルプランニング技能士 教育・育児、マネー等について執筆。現在、小学生2人の子育てに奮闘中。