【MLB】ブレーブス・ストライダー 右ひじ手術で今季の残り試合を欠場へ 昨季20勝&281奪三振の右腕
日本時間4月14日、ブレーブスは右腕スペンサー・ストライダーが右ひじのインターナル・ブレイス手術を受け、今季の残り試合を欠場することを発表した。ストライダーはMRI検査によって右ひじの内側側副靭帯のダメージが判明しており、手術を受けることが確実視されていたが、伝統的なトミー・ジョン手術ではなく、インターナル・ブレイス手術を受けたようだ。ブレーブスの発表によると、手術は日本時間4月13日にテキサス州アーリントンでキース・マイスター医師によって行われた。 現在25歳のストライダーは今季のナ・リーグでサイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられていた右腕。メジャー3年目の昨季は32試合に登板して186回2/3を投げ、20勝5敗、防御率3.86、281奪三振をマークして最多勝と最多奪三振の二冠を獲得した。今季は自身初の開幕投手を務め、フィリーズを相手に5回3安打8奪三振2失点。2度目の登板となった日本時間4月6日のダイヤモンドバックス戦は4回7安打4奪三振5失点で降板し、試合後に右ひじの違和感を訴えていた。 ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、ストライダーが手術を受けたことについて「特に驚きはなかった」とし、「彼は今まで以上に強くなって戻ってくるはずだ」とコメント。戦列復帰までの具体的なタイムテーブルは発表されていないが、伝統的なトミー・ジョン手術ではなく、インターナル・ブレイス手術のため、早ければ来季の前半戦のうちに復帰できる可能性がある。 ストライダーの穴を埋めるのは、昨季12勝を挙げながらも今季はマイナーで開幕を迎えたブライス・エルダーが最有力候補。MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで1位のAJ・スミス=ショウバーを抜擢する選択肢もある。スニッカー監督は「我々はストライダーが故障してすぐに選択肢を検討した。夏(のトレード・デッドライン)までのあいだ、なんとかやりくりしていくしかない。使える選手は全員使うつもりだ」と語っている。