全国的に気温上がらず 関東は20日(水)も空気冷たく 午後は傘が必要に
きょう(火)午後は冬型の気圧配置が緩んで、日本海側の雪や雨の地点は次第に少なくなりそうだ。ただ、寒気の影響で全国的に気温はあまり上がらず、初冬の雰囲気漂う寒さが続く見込み。関東や東海などは、あす(水)も気温の低い状態が続くため、服装や体調管理に注意が必要となる。
染み入る寒さ
昨夜以降、東北の各地や新潟、長野で初雪を観測し、最低気温が3.2℃まで下がった水戸で初氷を観測した。けさは今シーズン一番の冷え込みとなった所が多く、北海道のほぼ全域、長野県の半数以上の地点で0℃を下回った。午後も北日本や北陸を中心に、12月上旬から中旬並み寒さが続く見込み。関東や東海は空気が乾いて、より冬らしさが強調されそうだ。
あす(水)は東北から九州まで晴れる地域が多いが、関東や東海は雲が広がりやすい見込み。午後は伊豆諸島や静岡、関東沿岸で次第に雨の範囲が広がり、東京あたりは気温が10℃を少し上回るくらいで肌寒い状態が続きそうだ。また、北海道も天気が下り坂で、夕方以降は雨や雪で雷を伴う所がある見込み。
太平洋側は晴天多く
関東は21日(木)午前中も天気がぐずつくが、太平洋側は基本的に週の後半も晴れる所が多そうだ。22日(金)ごろはいったん気温が上がる予想で、東京は18℃前後と過ごしやすい見込み。一方、日本海側は天気が変わりやすく、週末は再び寒気の影響を受けて、北日本を中心に風が冷たくなりそうだ。 (気象予報士・高橋和也)