東京新聞杯は「ハイペース、高速決着」濃厚 人気薄の追い込み馬に一発の魅力
――そんな想定がされる状況において、気になる穴馬はいますか。 大西 ハイペース向きの差し馬ということで、アスクコンナモンダ(牡5歳)に一発の魅力を感じています。 出脚が悪く、いつもポジションが後ろになってしまうため、好走するには展開に注文がつきますが、今回はハイペースが予想される組み合わせ。この馬にとっては、力を出しきれる流れが期待できそうです。 1600mの持ちタイムは、4走前にマークした1分32秒4が最速。それでも、体重の増加とともに今がまさに成長期のピークであれば、ここで大幅に持ちタイムを更新しても驚けません。 栗東の中内田充正厩舎の管理馬に、美浦所属の横山武史騎手が騎乗という組み合わせも珍しく、鞍上としては気楽に一発を狙える立場ゆえ、期待は膨らみます。 人気上位馬の仕掛けをやりすごして、最後の最後に追い込む形をとれば、馬券圏内への突入も十分に可能でしょう。ということで、東京新聞杯の「ヒモ穴馬」にはこの馬を指名したいと思います。
武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku