運賃体系、来春見直し 民営化後初、京阪神地区で JR西日本
JR西日本が2025年春に京阪神エリアなどの運賃体系見直しを検討していることが22日、分かった。 同じ距離でも区間によって運賃に差がある問題を解消させる狙いがある。見直すのは民営化後初めて。 現在は原則として距離に応じた運賃になっているが、京阪神などの一部区間では利用者の多い都市部の運賃は低く、利用者の少ない郊外は高くといった旧国鉄時代の体系が残っている。関係者によると、こうした差を解消するため運賃体系を統一する。 今回の見直しにより、郊外を走る宝塚線や琵琶湖線などの一部区間では減額され、都市部を走る大阪環状線などは高くなる見通し。変動幅は10~数十円とみられ、今後正式に内容が決まり次第、国に申請する。