【フィリーズR展望】京王杯2歳S覇者コラソンビートが始動 上位3頭に桜花賞優先出走権
「フィリーズレビュー・G2」(10日、阪神) 上位3頭に桜花賞(4月7日・阪神)への優先出走権が与えられるトライアル。直近10年でここをステップに本番を制したのは17年2着レーヌミノルのみ。チューリップ賞と比べると直結しないトライアルと言わざるを得ない。 桜花賞に向けて、コラソンビートが始動する。阪神JF3着後は放牧に出され、リフレッシュ。中間は栗東に滞在して、入念に調整されている。1週前追い切りは、栗東坂路で4F55秒8-11秒9をマーク。環境の変化に動じることなく、鋭い伸びを見せた。3連勝で京王杯2歳Sを制したように能力は世代屈指。前哨戦で証明する。 阪神JFで5着に善戦したシカゴスティング。積極果敢に逃げて、直線でいったんは突き放す場面。残り1Fで後続に飲み込まれたが、見せ場十分の内容だった。1週前追い切りは、栗東坂路の併せ馬で4F53秒7-12秒0を記録。僚馬スウィープフィートと併入し、出撃態勢は整った。 ファンタージS覇者のカルチャーデイは、距離短縮を追い風に阪神JF16着からの反撃に燃える。つわぶき賞で2馬身半差の完勝劇を演じたバウンシーステップは重賞でも通用しそうな雰囲気だ。春菜賞で2勝目を手にしたオメガウインクは初の関西への長距離輸送をクリアして、桜花賞の権利奪取を目指す。