ドラゴンズ初のOB戦にファンは歓喜!懐かしさの中で願うのは立浪竜の奮起
立浪竜への叱咤激励
そんな法元さんも、権藤さんも、OB会長の小松さんも、それぞれが、現在の立浪ドラゴンズへの叱咤激励を口にした。権藤さんにいたっては「ドラゴンズは弱いから、ファンの皆さん、何とかしてやって下さい」と呼びかけたほど。"歴史"があるからこそ"現在(いま)"があり、"現在"があるからこそ"歴史"を語ることができる。チームは後半戦に備えて、すでに甲子園入りしていたが、事前の収録でもかまわない、立浪和義監督が大型ビジョンに登場してメッセージを送る演出はできなかったのだろうか。この夜ドームに集まったのは、OBの皆さんもスタンドの私たちも、ドラゴンズ愛に溢れる人たちばかり。翌日からのシーズン残りの戦いに向けて、絶好のアピールの場になったと思うのだが…。 ドラゴンズにとって初めてのOB戦は、ファンの心にも温かい炎を点して、楽しく幕を閉じた。多くのファンが詰めかけた画期的なイベント、いずれ2回目も開催されるかもしれないが、その時までには、現役チームが優勝ペナントを勝ち取って、花を添えてくれていることを願うばかりである。 【CBCテレビ特別解説委員・北辻利寿】 ※中日ドラゴンズ検定1級公式認定者の筆者が"ファン目線"で執筆するドラゴンズ論説です。著書に『屈辱と萌芽 立浪和義の143試合』(東京ニュース通信社刊)『愛しのドラゴンズ!ファンとして歩んだ半世紀』『竜の逆襲 愛しのドラゴンズ!2』(ともに、ゆいぽおと刊)ほか。
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