藤原竜也がマクベス、土屋太鳳がマクベス夫人に!彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd「マクベス」
藤原竜也が主演を務める彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.2「マクベス」が、来年5月8日から25日まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演される。 吉田鋼太郎らが“精魂込めた”「ハムレット」開幕に柿澤勇人「とにかく命懸け」 彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndは、故・蜷川幸雄からバトンを引き継ぎ、彩の国シェイクスピア・シリーズを完結させた吉田鋼太郎が新たに立ち上げるシリーズ。「マクベス」は、今年5・6月に上演された第1弾「ハムレット」に続く第2弾で、藤原がタイトルロール、土屋太鳳がマクベス夫人役を演じる。また、バンクォー役に河内大和、マクダフ役に廣瀬友祐、マルカム役に井上祐貴、スコットランド王ダンカン役にたかお鷹、そして魔女役の1人として、演出と上演台本を担う吉田がキャスティングされている。 上演に向け、吉田は「この荒唐無稽な物語にどうリアリティを持たせればいいのか。いっそミュージカルにしてしまえば潔いのではないか。いやいやそれでは今まで悪戦苦闘してシェイクスピアに立ち向かってきた甲斐がない。そうだ藤原竜也になんとかしてもらおう、あいつなら答えをくれるかもしれない。いやいや、そんな弱腰で稽古場に行く訳にはいかない。まだまだ暗中模索の稽古開始4ヶ月前です。ひとつだけ、藤原くんと土屋太鳳さん。2人の美しい俳優が悲劇の夫婦として舞台に立っている姿を拝見できる事、その景色が今のモチベーションの源です。どうぞお楽しみに!」とコメント。 藤原は「鋼太郎さんの新しいシェイクスピア・シリーズで、また新たに挑戦できることを大変嬉しく思っています。欲望に翻弄され悪事を働き、やがて後悔と罪悪感に苛まれ挙句の果てに朽ちていく、そんなマクベスの人生を全身全霊で演じたい」、土屋は「『マクベス』という存在はあまりにも大きく、厳しいことも知っています。険しい山のようでもあり深い海のようでもあり、どの道をどう歩けば役に辿り着けるのか見当もつきません。ただただシェイクスピアに導かれ、ひたすら歩みたい」と思いを述べた。 本作は、埼玉のほか、宮城・愛知・広島・福岡・大阪でも上演される。埼玉公演のチケット一般販売は来年2月15日10:00にスタート。吉田、藤原、土屋の全文コメント、そして河内、廣瀬、井上、たかおのコメントは以下の通り。 ■ 吉田鋼太郎コメント オープニングの「ハムレット」に続き第二弾は「マクベス」。四大悲劇と呼ばれている作品のひとつです。大作であり難物です。ハムレットは人間の心理、行動、更には運命にまで言及した壮大な物語ではあるものの王家というひとつの家庭が舞台になっています。言ってみればどの家庭にも起こり得る悲劇と言ってもいいかもしれない。そしてそのストーリーは勿論フィクションでありながら限りなくノンフィクションの様相を呈している。従ってハムレットの心情を注意深く見落としがないように追っていけば芝居が立ち上がり始めます。 で、「マクベス」。難物なのです。言い換えれば演出の手腕が問われる芝居です。冒頭いきなり三人の魔女が登場します。いきなり三人の魔女! これだけ聞けば確かにワクワクする芝居なのかも知れない。マクベスはこの魔女達の予言を信じ込んでやがて主君の暗殺を企て王位に昇りつめます。この世に存在するはずのないモノの言葉に踊らされて無差別殺人に手を染めていく。この荒唐無稽な物語にどうリアリティを持たせればいいのか。いっそミュージカルにしてしまえば潔いのではないか。いやいやそれでは今まで悪戦苦闘してシェイクスピアに立ち向かってきた甲斐がない。そうだ藤原竜也になんとかしてもらおう、あいつなら答えをくれるかもしれない。いやいや、そんな弱腰で稽古場に行く訳にはいかない。まだまだ暗中模索の稽古開始4ヶ月前です。ひとつだけ、藤原くんと土屋太鳳さん。2人の美しい俳優が悲劇の夫婦として舞台に立っている姿を拝見できる事、その景色が今のモチベーションの源です。どうぞお楽しみに! ■ 藤原竜也コメント 鋼太郎さんの新しいシェイクスピア・シリーズで、また新たに挑戦できることを大変嬉しく思っています。欲望に翻弄され悪事を働き、やがて後悔と罪悪感に苛まれ挙句の果てに朽ちていく、そんなマクベスの人生を全身全霊で演じたいと思います。鋼太郎さんはじめ、キャスト・スタッフの皆さんとお客様の心に残る「マクベス」を作っていけるよう毎日の試行錯誤も楽しみながら稽古に励みたいと思いますので、皆さんも楽しみに待っていてください。 ■ 土屋太鳳コメント 「マクベス」……まさかこの言葉を、出演作としてお伝えする日が来るとは。そして、まさかあの場所に、あの方々と、自分が立つことになるとは。ですが、「夢が叶う」という言葉を使うには、「マクベス」という存在はあまりにも大きく、厳しいことも知っています。険しい山のようでもあり深い海のようでもあり、どの道をどう歩けば役に辿り着けるのか見当もつきません。ただただシェイクスピアに導かれ、ひたすら歩みたいと思います。 ■ 河内大和コメント 彩の国シェイクスピア・シリーズの新シリーズに出演させていただけること、本当に嬉しくて心燃えています。吉田鋼太郎さんのシェイクスピアは、人間そのものを描き出す皮膚感覚、肚の底から生み出される言葉の臨場感が凄くて、予定されていない何かが起こりそうなヒリヒリとワクワクが詰まっています。そこにどうしっかり存在し、更にはみ出そうと挑戦できるのか、本当に恐いですがそれも楽しんで頑張ります! ■ 廣瀬友祐コメント 彩の国シェイクスピア・シリーズに初めて参加させていただきます。廣瀬友祐と申します。このご縁をずっと願いながら役者をつづけていました。尊敬する役者の方々とご一緒できること、心から嬉しく思っています。体当たりで挑み、努めます。宜しくお願い致します。 ■ 井上祐貴コメント 観客の一人としてこれまで何度も観劇していたシェイクスピア作品に、今回参加できる事が嬉しいです。お話を頂いてから過去に上演された「マクベス」の映像を見返し、背筋がとてつもなく伸びています。自分にしか出来ないマルカムを追求して、全身全霊で挑んで参りますので、よろしくお願いします。 ■ たかお鷹コメント このところしばらくシェイクスピアはやっていない。 最後にやったのは9年前の蜷川幸雄さん演出の「ハムレット」です。 僕の役はポローニアス、ハムレット役は今回マクベスを演じる藤原竜也君だった。 本当に随分と時間が経ったものだ。僕も後期高齢者になってしまった。 シェイクスピア劇は大変なエネルギーを必要とします。 若者達に負けないよう今から身体を鍛えています。 ■ 彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.2「マクベス」 2025年5月8日(木)~2025年5月25日(日) 埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール □ スタッフ 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:小田島雄志 演出・上演台本:吉田鋼太郎 □ 出演 マクベス:藤原竜也 マクベス夫人:土屋太鳳 バンクォー:河内大和 マクダフ:廣瀬友祐 マルカム:井上祐貴 稲荷卓央 / 海津義孝 / 天宮良 / 坪内守 / 塚本幸男 / 鈴木彰紀 / 内田健司 / 堀源起 / 蔵原健 / 松本こうせい / 谷畑聡 / 齋藤慎平 / 伊藤大貴 / 松尾竜兵 / 河村岳司 / 坂田周子 / 近藤陽子 / 佐藤雄大 / 小川向日葵 / 嶋瀬晴 ダンカン:たかお鷹 魔女:吉田鋼太郎 ※U-25料金あり。 ※宮城・愛知・広島・福岡・大阪公演あり