火災現場で「うめき声が聞こえた」黒煙広がる室内から高齢男性を救助 男性3人に感謝状
火災現場から高齢男性を救助したとして、京都府警木津署が小島直希さん(31)と清原伸治さん(50)=ともに奈良県奈良市、藤村敏史さん(56)=京都府木津川市=に感謝状を贈った。室内でけがをして倒れていた男性に気づき、3人で連携して命を救った。 小島さんと清原さんは2024年12月6日の午前11時過ぎ、木津川市南加茂台で仕事中に爆発音とガラスが割れる音に気づいた。音の方に向かうと民家から煙が上がっており、清原さんが119番通報した。 車で通りがかった藤村さんは、逃げ遅れた人がいないか玄関から声をかけた。うめき声が聞こえたため、小島さんと一緒に黒煙が広がる室内に入り、80代男性を担いで運び出した。近所の人に毛布を借りたり、男性に声をかけたりするなどして介抱し、到着した救急隊員に引き渡した。 同署で感謝状を受け取った小島さんと清原さんは「男性が無事で本当によかった」と話した。