“レーサー”近藤真彦が富士スピードウェイに帰ってくる!
「モリゾウさんから還暦のお祝いとして、赤寅のシートをプレゼントするということになりまして、富士スピードウェイでデモランを2~3周させていただけることになりました」と、近藤会長はモビリティリゾートもてぎでメディアに対して経緯を説明してくれた。
テストランは時間も限られていたため、数周をしたのみにとどまったが「これは多分、僕が現役で乗っていた頃のF1マシンですよ。僕はアマチュアなので、ちょっとパワーを絞ってもらったけど、それでもすごいパワーを感じました。あとはパドルのクラッチも初めてだし、左足ブレーキも初めてなので、初めてづくし」と驚いている様子。改めて、近藤会長の言葉からレーシングカーの進化を感じる瞬間でもあった。
「ますますレースにのめり込んで、ワクワクさ・ドキドキさを1人でも多くのレースファンの人、もしくはそうでない人にも伝えたいなと思います」と気持ちを新たにしていた近藤会長。
あくまでデモランではあるため、そこまで限界を攻めた走りをするということにはならないと思うが、彼がフォーミュラカーに乗るという場面を見られるのは、そう滅多にないことだ。
特に現役を引退してから20年以上が経過していることもあり、サーキット内では“KONDO RACINGの近藤真彦監督”という立ち位置が定着しているが、この日この瞬間だけは“レーサー 近藤真彦”に戻ることになる。
モータースポーツファンはもちろんのこと、芸能活動で彼のことを応援するファンにとっても、絶対に見逃すことのできないデモランになることだろう。
ぜひ、その勇姿を富士スピードウェイの現地で、もしくはJSPORTSオンデマンドの生配信で、目に焼き付けていただきたい。
文:吉田 知弘
吉田 知弘
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