松枯れから景観再生へ 高浜で住民が抵抗性マツ植樹 FBCの「ずーっと、福井で。」キャンペーン
福井が誇る県木のマツを松枯れの被害から守ろうと、高浜町内では9日、地元の住民らがクロマツの苗を植えました。 高浜町西三松地区にある脇坂うみぞら公園では9日、地区の住民や保育所の園児らおよそ60人が松くい虫に強い、県産の抵抗性クロマツの苗100本を植えました。 県によりますと、県産の抵抗性クロマツを植樹するのは今回が初めてで、参加者は1.5メートル間隔で苗を植えたあと、土をかぶせて踏み固めていました。 高浜町西三松地区の区長、後藤和成さんは「素晴らしい景観に変わることを願っている」と話し、園児は「これ(苗)が これくらい大きくなって欲しい」と夢を膨らませていました。 この活動は、FBCの「ずーっと、福井で。」キャンペーンのひとつで、県木のマツを守ろうと2008年から抵抗性のマツの植樹に取り組んでいます。 キャンペーンでこれまでに植えたマツは、のべ25か所で、計3700本にのぼっています。