<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/11 /滋賀
◇率先して気配り 笠巻勇真選手(2年) 勢いのある直球が持ち味の投手。同じく直球を武器にする武元駿希選手(2年)が憧れの存在だ。練習では伸びのある直球が投げられるようボールの回転を意識する。 片付けやノックの際のボール拾いを率先して行い、山田光義コーチも「周囲に気を配れる」と評価する。 幼い頃から祖父母に送迎をしてもらうなど、可愛がってもらったことから将来は介護士を志す。 甲子園で「日本一を目標に、自分たちの野球を貫きたい」。 ◇部内一の高身長 川津百喜選手(2年) 身長186センチと部内一の高身長を生かした守備や粘り強い打撃が持ち味。現在は上半身の筋力トレーニングで体作りに励む。 前チームの高橋想成主将(3年)がメリハリを付けて練習する姿を見習い、実践している。 仲間によると「ずっと話している」といい、コーチ陣とも冗談を言い合う。昼食を食器ごと寮からグラウンドに持ってくるなどユニークな面も。 「楽しんで野球をするチームなので甲子園も楽しみたい」 ◇強豪投手が目標 岸一冴(いっさ)選手(2年) 直球は球の出所が見えにくく、威力がある。現在の球種は四つだが、チェンジアップを習得中で投球の幅を広げようと励んでいる。 中学時代のチームメートで、大阪桐蔭のエース、前田悠伍投手を目標に「少しでも食らい付きたい」と話す。 おとなしい性格だが、人が嫌がることも率先してやる。北野力顧問は「みんながやりたがらないボールボーイも積極的にやる」と感謝する。公式戦で記録係を務めるなどマネジャーの仕事もこなす。