カンヌで話題のカルラ・ソフィア・ガスコン、『ラス・マラス』の主演に決定
カンヌで話題を呼んだ映画『エミリア・ペレス/Emilia Pérez(原題)』で注目を集めた俳優カルラ・ソフィア・ガスコンが、新たな出演作としてスペイン映画『ラス・マラス/Las Malas(原題)』の主演を務めることが分かった。 カンヌで話題のカルラ・ソフィア・ガスコン、『ラス・マラス』の主演に決定 本作は、カミラ・ソーサ・ヴィラダによるダークファンタジー小説『バッド・ガールズ(原題)』を原作とし、アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは』(2014年)の脚本を共同執筆したアーマンド・ボーが監督を務め、ホセフィーナ・リシトラとともに脚本を執筆する。 カルラ・ソフィア・ガスコンは、『ラス・マラス』で主演を務め、トランスジェンダーの性労働者たちのグループを率いる、厳しくも母性的なリーダー、叔母のエンカルナを演じる。物語は、ある日、捨てられた赤ん坊を見つけたエンカルナが養子にすることを決意するところから始まる。しかし、その行動が周囲の人々を危険にさらすことになるとは気づいていなかった。 『エミリア・ペレス』でブレイクしたカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭では最優秀女優賞を受賞した。トランスジェンダー女性として初めてこの賞を受賞するという歴史的な快挙を成し遂げた。 その後も彼女は数々の栄誉に輝き、ゴールデングローブ賞やクリティクス・チョイス・アワードでノミネートされ、ヨーロッパ映画賞の最優秀ヨーロッパ女優賞やサバンナ映画祭の優秀演技賞を受賞した。 一方、『エミリア・ペレス』はゴールデングローブ賞史上2番目に多くノミネートされた映画となり、アカデミー賞国際長編映画賞のフランス代表作品にも選ばれた。 ※この記事は要約・抄訳です。