実家に帰省したところ、両親の貯蓄が「600万円」しかないことが発覚しました。もうすぐ定年なのに大丈夫なのでしょうか? 将来的に援助が必要になる可能性もありますか…?
将来について話してみよう
とはいうもののこうしたケースの場合、貯蓄が600万円である一方で、ほかにも老後に備えた対策を講じている可能性があります。65歳以降も働こうとしている人もいるでしょう。個人年金保険に加入しているケースも考えられます。貯蓄の中には株式や投資信託があり、その利益が今後増加することに期待しているようなことがあるかもしれません。 もし心配なようであれば、会話の中で老後の生活について触れてみてはどうでしょうか。すでに対策をしているのであれば過剰な心配をする必要はなく、もし何もしていない場合は、早めの対策を促すようにしましょう。積極的なサポートは親の助けとなるとともに、結果的に自分たちの生活や老後にも有用な知識などを入手するきっかけとなるでしょう。
両親の老後に備えて早めに対策をしておこう
もうすぐ定年の両親の貯蓄が600万円の場合、65歳以上の収入や支出の平均額をみると、状況によっては働き続けなければ赤字になる可能性が高いかもしれません。長生きするほどに貯蓄は減っていくでしょう。 貯蓄600万円では、老後の生活を考えた際には十分であるとはいえません。両親の老後が心配なのであれば、会話の中でさりげなく定年後の生活についての話題を出してみましょう。特に何もしていない場合は早めの対策を促し、その際には可能な範囲でのサポートも検討しましょう。 出典 総務省統計局 家計調査 家計収支編 2022年 金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年) ※2024/1/22 記事を修正いたしました。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部