アカデミー賞ノミネート『ロボット・ドリームズ』予告編完成! BGMはアース・ウインド&ファイアーの名曲
第96回米国アカデミー賞ノミネート作品『ロボット・ドリームズ』より、予告編が公開。アース・ウインド&ファイアーのダンスナンバー「セプテンバー」をBGMに、ストーリーが描かれていく。 【動画】「セプテンバー」が爽やかに彩る『ロボット・ドリームズ』予告 本作は、1980年代のニューヨークを舞台に、ドッグとロボットの友情を描く物語。本年度米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートのほか、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか、数々の映画賞を受賞した。 監督を務めたのは、『ブランカニエベス』(2012年)が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルをもとに、切なくも温かい作品を作り上げた。 このたび解禁された予告編では、ニューヨークでひとりぼっちで暮らしている主人公・ドッグが、深夜のテレビCMに目が釘付けに。数日後、ドッグの元に大きな箱が届き、その中身はなんと友達ロボットだった。 ニューヨークのセントラルパークをふたりで散歩するシーンが映し出されると、「セプテンバー」が大音量で流れだし、ドッグとロボットの日常が切り取られていく。ホットドッグをほおばる姿、街中にいるヤンキーのジェスチャーを素直にマネしてしまうロボット、ダイビングに挑戦する様子など、ふたりだけの楽しい日常が映し出しされていく。 一転して音楽が鳴り止むと、砂浜の上でロボットが動かなくなってしまい、ドッグが持ち上げようとするシーンが映る。「錆びついて動けなくなったともだちを残し、ビーチは、来年の夏まで閉鎖された」というテロップ解説とともに、柵の外で物悲しげな表情を見せるドッグの姿と、片足が折れたロボットが確認できる。 ビーチの閉鎖によって、なかよしのともだちとの別れによって、また孤独感に押しつぶされそうドッグ。海水浴の影響で動けなくなってしまい、ドッグに会いたくても会えなくなってしまったロボット。日々お互いの存在を忘れず、1年後の再会を夢見る2人の心情を、精彩に表現していく。 またアカデミー賞、アニー賞といった映画賞を席巻したことを裏付ける映画評とともに、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞・作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督の「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」とのコメントも紹介。世界観と魅力をダイナミックに伝えるために映画本編でも使われている、アース・ウインド&ファイアー「セプテンバー」のパワーを最大限に活かした予告編に仕上がっている。 アニメ映画『ロボット・ドリームズ』は、11月8日より全国公開。