古江彩佳

◇１２日　女子ゴルフ　　富士通レディース第２日（千葉市緑区、東急セブンハンドレッドＣ西Ｃ） 　大会通算３勝と相性が良い古江彩佳（２４）＝富士通＝が６バーディー、ノーボギーのベストスコア６６で回り、通算１０アンダーで首位に浮上した。福嶋晃子、不動裕理に次ぐ日本人３人目の同一大会４勝目はなるか。同じく１０アンダーの首位で桜井心那（２０）＝ニトリ＝と高橋彩華（２６）＝東芝＝が並び、１打差の４位に馬場咲希（１９）＝サントリー＝と宮田成華（２６）＝日立建機日本＝が続いている。 　　◇　　◇　　◇ 　『大本命』と目される古江が来た。 　前半５番パー４では残り１１２ヤードの第２打をピッチングウエッジでピンそば３０センチにつける「ＯＫバーディー」を奪うなど、えってぃ（古江のニックネーム）らしさを披露。終盤１８１ヤード計算のパー３でも４番ユーティリティーでのティーショットを５メートルに乗せてしっかり沈め、ついに首位に追いついた。 　「いい印象が多くて、慣れ親しんだコースになっているかな」と開催地・東急セブンハンドレッドＣとの相性は抜群。高校３年生だった２０１９年のアマチュアＶに始まり２１、２２年大会を連覇、２０年も２位に食い込み、昨年までの勝率は６割を誇る。「昨年は最終日が中止で悔しかった（４５位終了）分、今年はちょっと頑張りたいなと。明日回っていく中でどれだけリズムをつくっていけるかだと思う」と前向きだ。 　大会前夜には勝負メシのとんかつを食し、最終日のウエアは２２年に優勝した時と同じ黄色に決めている。日本人選手３人目の同一大会４勝へ、ゲン担ぎも忘れない。