「半導体は市民権を得た」 製造装置の国際展、東京で来月開催
半導体製造技術・装置・材料の国際展「セミコンジャパン2024」(主催=SEMIジャパン)が12月11~13日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。今回のテーマは「半導体の未来がここにある。」に設定した。 【関連写真】昨年の会場風景。初日から多くの来場者でにぎわった SEMIジャパンの浜島雅彦代表取締役は「『半導体』という単語は市民権を得た。半導体を軸にしたカンファレンスや展示会では『セミコンジャパン』が一番大きく、集客力もある。エレクトロニクスを支える半導体のメインイベントという思いを込めた」と説明する。 会場は前年よりもスペースを拡張。ビッグサイト東展示棟全体の1~8ホールに、会議棟を加えて開く。今回は半導体設計と検証分野にフォーカスする展示会「ADIS(Advanced Design Innovation Summit)」を初めて併催する。 ADISは最新技術・サービスの展示エリアに加え、カンファレンスも開く。浜島代表取締役は「設計担当者はあまり表に出ないが、設計の重要性と業界の存在をしっかりと理解してもらえれば、次世代の人材が入ってくる。好循環や新たな開発が生まれるのでは」と期待する。 来場者は、2022年開催が約5万1000人、23年が約8万6000人と伸ばしてきた。今年は10万人の来場を視野に入れる。
電波新聞社 報道本部