三茶に古着店「oval」 高円寺や代々木八幡の古着店を経て夫婦で開業
古着店「oval(オーバル)」(世田谷区三軒茶屋2)が世田谷通り沿いにオープンして、12月30日で1カ月になる。(三軒茶屋経済新聞) 【写真】1950年頃に手織りのツイードで作られたバーバリーのコート 片桐優斗さんと阿子さんが夫婦で経営する。優斗さんは、高円寺の古着店「militaria」と姉妹店「encore」で8年勤務し、「militaria」では店長を6年務めた。阿子さんは、代々木八幡の古着店「AWASE」で3年、高円寺の古着店「那由多」で1年、それぞれ勤務した。 夫婦で独立を目指し、昨年からオンラインストアやポップアップイベントを定期的に開催。「古着の文化がある三軒茶屋に店を開きたい」と物件を探し、オープンさせた。 店名は日本語で「だ円形」。優斗さんは「料理を美しく見せる皿や、選手を輝かせるスポーツ競技場のように、来店客を引き立てる存在・場所でありたい」と話す。 テーマは「大人も着られる質の良い古着」。ヨーロッパで商品を買い付けし、洗濯や修理などのメンテナンスを施して店内に並べる。100年以上前の古着から2000年以降の古着まで、メンズとレディースの両方を幅広くそろえるという。 優斗さんは「商品それぞれに歴史的・文化的な背景やストーリーがある。実際に手に触れて本当に気に入った物を購入してほしい。店頭に出しきれていない商品もたくさんあり、毎日商品を入れ替えながらゆったりと営業している。気軽に立ち寄ってもらい、洋服の話ができたら」と話す。 営業時間は14~20時。
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