三船敏郎×チャールズ・ブロンソン×アラン・ドロン共演『レッド・サン』4Kデジタルリマスター版公開決定
三船敏郎とチャールズ・ブロンソン、そして、今年8月にこの世を去ったアラン・ドロンの三大スターが共演した西部劇『レッド・サン』(1971)の4Kデジタルリマスター版が、2025年1月3日より全国順次公開されることが決定した。1971年以来、初のリバイバル、初の4Kデジタルリマスター版での公開となる。 舞台は1870年、アメリカ西部。強盗団のリンクと相棒のゴーシュは、日米修好のため日本から来た大使一行を乗せた特別列車に乗り込み、輸送中の金貨を強奪。その際にゴーシュはリンクを裏切り、合衆国大統領に贈られる宝剣も奪い去る。宝刀奪還まで7日間の猶予を与えられた日本の武士・黒田重兵衛は、かろうじて助かったリンクを案内役にゴーシュを追跡する。
当時50歳の三船が演じる重兵衛は、武士道精神を体現する侍。英語と日本語を使い分け、西部劇に初めて登場する侍役を圧巻の存在感で演じる。ブロンソンが演じるのは、黒田と奇妙な友情を育むことになる、豪快で快活な強盗団のリーダー、リンク。そしてドロンが、リンクを裏切る本作の悪役、ゴーシュを悪魔的なまでにクールに美しく演じる。
『007/ロシアより愛をこめて』(1963)、『007/ドクター・ノオ』(1962)などを手掛けたテレンス・ヤング監督がメガホンを取り、共演は『007』シリーズ初代ボンドガールのウルスラ・アンドレス。また、ロケ地であるスペインの広大な景色、スター3人のアクションをダイナミックにとらえたのは『美女と野獣』(1946)、『ローマの休日』(1953)、『ベルリン・天使の詩』(1987)などの名カメラマン、アンリ・アルカン。『アラビアのロレンス』(1962)、『ドクトル・ジバゴ』(1965)をはじめ、数々の映画音楽を手がけたモーリス・ジャールの美しい旋律が男たちの物語を彩る。
映画『レッド・サン 4Kデジタルリマスター版』は2025年1月3日よりシネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開