「絶対に行かないと決めていた」50代で初めてフェスに参加した私の体験談
2022年の夏、旅行先でウォータースキーにチャレンジし、数秒間立っていられたことがすべての始まりでしたーー。 50代を迎えて、「“人生の後半戦”だからと感じ、時がたつのを見つめるだけになってしまっていた」と語るのは、<グッド・ハウスキーピング>で編集者を務めるギャビー・ハダートさん。ウォータースキーでの成功体験をかてに、50代は「人生初」の挑戦にささげようと決断。 ここでは、そんなギャビーさんが、初めてフェスに挑戦をした体験談をご紹介します。 語り:ギャビー・ハダートさん
「断固反対」だったフェスへ…
新しい挑戦にはすべて「YES」と決めてから、まず昨冬は南極へのクルーズへ。クルーズに向いているタイプの人間じゃないと昔からみんなに言っていたけど、実際行ってみるとすごく楽しくて、今年の年末のクルーズも予約してしまいました。 4月にはロンドン・マラソンに参加。冬の間、近所でトレーニングをしながら、チャリティーマラソンにも参加しました。当日は、5時間ちょっとで完走。記録を更新するために来年も参加します。
色々とチャレンジをしてきた私が、それでも絶対に、何が何でもやらないと決めていたこと。それは、フェスへの参加! 私の妹はフェスが大好きで、何度も説得をしようとしてきたし、毎年フェスに行く友達も周りにいるけれど、それでも断固反対でした。 仮設トイレやものすごい人混み、ぬかるんだ地面...それらを想像するだけでも行きたいとはとても思えませんでした。そして、映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』で、主人このブリジットが泥に顔面から入って全身まっ茶色になったシーンを見て、それはさらに強固なものになりました。 しかし8月初旬、英国トヨタから1通のメールが。新モデル「C-HR」をイギリスのシュロップシャーで行われるフェス「キャンプ・ベスティバル」で体験しないかというお誘いでした。 たまたまその週末は夫の誕生日に重なり、娘と彼女のパートナーも遊びにくると聞いていましたが、予定は決まっていませんでした。映画を見に行って、ピザを食べるといういつもの過ごし方じゃなくて、2世代が楽しめるエンターテインメントになるのではと、思い切って参加することに。