JR須賀川駅新駅舎は来年1月26日供用開始 東西自由連絡通路「あかりのみち」は前日開通 福島県須賀川市
福島県須賀川市とJR東日本が整備している市内のJR須賀川駅の新駅舎は来年1月26日始発から供用を開始する。新設の東西自由連絡通路「あかりのみち」が同25日に開通する。まちの玄関口が新装され、さらなるまちの活性化や交流促進が期待される。 25日、市とJR東日本が発表した。新駅舎は橋上化し、鉄骨造り2階建て、延べ床面積約520平方メートル。エレベーター2基を備えるなど、バリアフリーに対応する。駅西側にはロータリーを整備する。建物全体をガラス張りとし、明るい雰囲気を作っている。須賀川の歴史や地域性を重視し、景観の調和をデザインコンセプトとした。 あかりのみちは延長50メートル、幅4メートル。駅東西のアクセス向上を図る。現駅舎の入り口は東側のみで、周辺の混雑緩和にもつなげる。 駅西地区では再整備事業が進み、国史跡「上人(しょうにん)壇廃寺跡」の史跡公園化事業などが展開されている。25日の定例会見で、大寺正晃市長は「駅周辺の利便性が向上し、にぎわいの創出や地域活動の活性化につながることに期待している」と述べた。
2022(令和4)年8月から工事を進めた。当初の供用開始時期の想定より約2カ月前倒しした。基礎工事の際などに懸念された支障物がなく、工事が順調に進んだ。 28日開会の市議会12月定例会に関連条例を定める議案や、乳幼児予防接種推進事業費2755万円など7億4370万円を追加する2024年度一般会計補正予算を含む12議案、報告1件を提出する。