8日は大阪市主催の「文楽デー」人形遣いなどの体験コーナーも/大阪・国立文楽劇場
文楽の舞台鑑賞や大夫、三味線、人形遣いを体験できる「文楽デー」が8日、大阪・国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋)で行われる。「体験コーナー」では、肩衣を着け大夫の姿になって大夫の指導で浄瑠璃を語ったり、三味線を弾いたり人形を持ったりと、技芸員とふれあいながら三業が楽しめ、一緒に記念撮影もできる(「体験コーナー」への参加は、8日の鑑賞教室の公演チケット購入者のみ)。
「文楽デー」は「6月の文楽鑑賞教室/社会人のための文楽入門」(大阪・国立文楽劇場、6日~19日)の一環として、大阪市が、ユネスコの世界無形遺産である人形浄瑠璃文楽をもっと気軽に楽しんでもらいたいと、新たな文楽ファンの開拓を目的に開催しているもの。 今年の公演は、午前・午後とも、仲のよい夫婦が団子を売り歩く舞踊の「団子売」(だんごうり)、草木の精が人間に生まれ変わり、夫婦になる「卅三間堂棟由来」(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)で、舞台と舞台の合間には、文楽の魅力を紹介する解説も。舞台を楽しみながら、文楽も知ってもらいたいと、技芸員が実演を交えて説明する。 鑑賞教室は、普段あまり文楽を観る機会を持てない人も来場しやすいように、学生には低料金で設定。また、9日、18日には「社会人のための文楽入門」も行われる。午後6時半開演で、解説と「卅三間堂棟由来」を計2時間ほどで気楽に鑑賞できる。 チケットの問い合わせは国立劇場チケットセンター(0570・07・9900または03・3230・3000)、国立文楽劇場の公式サイトまで。