ほぼ完全に実用レベルの電動バイク、エネルジカ「EGO+ IVYエディション」に試乗! 通勤もツーリングもイケる!! ※ただし700万円
残量が10%を割ったあたりで強制エコモードになる
御殿場市街とワインディングを走り、置き撮りでも少し電力を消費したことでバッテリー残量は25%くらいに。帰りも上り車線のEXPASA足柄に寄ることにした。 EXPASA足柄に到着し、EVスペースに停めたところで残量は22%。走行距離は80kmほどで50%減ったことになるから、平均電費は16km/10%くらいということに。まあやっぱりワインディングはスロットル開けるから減るよね……と思いつつも、もっと電費が悪化することを想定していたので、やはり回生ブレーキが仕事をしていたんだと思う。 往路と同じように30分の急速充電をし、ここでは41%ほど回復して63%に。充電器の電力や気温、バッテリー温度などによって充電量に変化がありそうだ。 帰路の東名高速も往路と同じように走ったが、足柄から厚木あたりまで緩やかな下り勾配が続くせいか、メーターを観察しているとこの区間は25km/10%ほどの電費になっていた。あとは残量ギリギリまで攻めたいので少し遠回りして湾岸線を経由することに。 およそ114kmを走行して、編集部ガレージに到着したころのバッテリー残量は4%。残り走行可能距離がひと桁になってからはなかなかスリリングだったが、危なくなる前に一般道に下りようと思っていたところ、そのまま編集部ガレージまで走れてしまった。 残量が10%を割ったあたりでエコモードに切り替わっていたようで、ちょっと追い越しをかけた際にローパワーになっていたことに気付いた。とはいえ、かつて所有していたセロー250(空冷単気筒)よりはパワーがあったように感じたので、日中の首都高を走るくらいならなんの不自由もない。 さて、編集部ガレージから充電スポットを探してみよう。チャデモの急速充電スポットを検索する専用アプリもあるようだが、ここはGoogle先生の出番である。なんとGoogleマップで『急速充電』と検索すると、チャデモの設置場所が地図上に出てくるのだ。しかも営業時間まで記載されている(Googleマップ上の営業時間はアテにならない場合もあるのでご注意)。 というわけで編集部から数km離れた日産のディーラーに向かい、訝しむような視線を受けながらEV急速充電スペースに駐車。充電ソケットをシート下に差し込むと、ディーラーのスタッフも思わず笑顔になった。 日産のEVスペースに駐車した時点でのバッテリー残量は2%、前回充電からの走行距離は120kmほどだったので、区間電費は約19.7km/10%だ。 ツーリング全体でいうと、約303km(変なタイミングでトリップメーターを戻してしまったのでおおよそです……)を走ってバッテリーは161%消費したことになる。全行程での平均電費は約18.8km/10%だ。 ──往路のEXPASA海老名あたりでうっかりトリップをゼロにしてしまったため走行距離がおかしなことになっているが、Googleマップで調べたところ編集部から海老名までが54kmらしいので総走行距離は248.7+54=302.7kmといったところ。 今回のツーリングは79%スタートだったが、満充電100%で出発していれば途中2回の30分急速充電で40%強ずつ回復したとして、使える電力は合計180%強。これならそこそこハイペースで走ったとしても下記のように全く問題なく帰り着くことができるってわけだ。 使える電力:(満充電100%)+(40%充電×2回)=180% 今回使った電力:161% これなら十分に実用的だと考えるが、読者はどのように感じただろうか?