【時系列でわかる⑨】人質13人の解放と引き換えに…イスラエルが拘束の囚人39人を釈放へ(16日~24日まで)
■11月22日 イスラエルとハマスの戦闘休止“現地時間23日午前10時開始”複数のメディアが報じる
中東の衛星テレビ局・アルジャジーラなど複数のメディアが、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で合意した戦闘休止について、ハマスの発表として、現地時間の23日午前10時(日本時間23日午後5時)に開始されると報じました。 ハマスの高官はアルジャジーラに対し、戦闘休止はガザ地区の全地域を対象とするとしています。
■11月22日 ユニセフ「ガザ地区は子どもたちにとって世界で最も危険な場所」国連安保理緊急会合
国連の安全保障理事会で22日、イスラエルとイスラム組織「ハマス」の衝突が続くパレスチナ自治区ガザ地区に関する緊急会合が開かれ、ユニセフ(=国連児童基金)は、「ガザ地区は子どもたちにとって世界で最も危険な場所だ」と訴えました。 国連安保理は22日、ガザ地区の子どもと女性に関する緊急会合を開きました。会合でユニセフのラッセル事務局長は、衝突開始から46日間で5300人以上の子どもが殺害されたほか、今も1200人以上の子どもががれきの下敷き、または行方不明になっていると明らかにしました。 ユニセフ・ラッセル事務局長「ガザ地区での死者の40%は子どもたちだ。これは前例のないことだ。ガザ地区は子どもたちにとって世界で最も危険な場所だ」 国連によりますと、ガザ地区では、毎日180人の女性が帝王切開のための麻酔や鎮痛剤などがない状態で出産しているほか、汚染された水でミルクをつくらざるを得ないなど、人道危機が深刻化しています。
■11月22日 ガザ地区での戦闘休止 日本時間23日午後5時開始 中東メディアなどが報じる
イスラエルとイスラム組織ハマスとの合意に基づくパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘の休止について、日本時間23日午後5時に開始されると中東メディアなどが報じました。 イスラエルのネタニヤフ首相は、22日の記者会見で、人質解放とひき換えに少なくとも4日間の戦闘休止でハマスと合意したことを受け、「軍事的な圧力が人質解放への道を開いた」と地上作戦の意義を強調しました。また、「完全勝利まで戦いは続ける」とも話しました。 ガザ地区での戦闘休止をめぐっては、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどが、ハマス側の発表として現地時間の23日午前10時、日本時間の午後5時に開始されると報じています。 ハマスの人質解放についても、イスラエルメディアは戦闘休止と同じ午前10時に始まると伝えていて、1日あたり12人から13人ほどが解放される見通しだということです。