【時系列でわかる⑨】人質13人の解放と引き換えに…イスラエルが拘束の囚人39人を釈放へ(16日~24日まで)
■日本時間11月22日午前 ハマスとの人質解放交渉案、イスラエル内閣が承認
イスラエルの内閣はイスラム組織「ハマス」との人質解放に関する交渉案について閣議を開き、22日にこれを承認しました。早ければ23日にも人質解放が実現する可能性があるということです。 人質解放の交渉をめぐっては、イスラエルの政権内で戦闘の一時休止に対する反対の声が根強くありましたが、21日夜からの閣議で詰めの協議を行い、人質の解放と引き換えに戦闘休止を受け入れることを賛成多数で承認しました。 イスラエルメディアによりますと、交渉案では少なくとも4日間、戦闘が一時休止され、その間に女性と子どもの人質50人が解放されるということです。 この間、ガザ地区でイスラエル軍の地上作戦は全面的に一時休止し、空爆も北部を除き休止するとされ、追加の人質が解放されれば、戦闘休止の期間も延長されるということです。 また、交渉案にはパレスチナ人の囚人の釈放や、ガザ地区への燃料や人道支援物資の搬入の許可も含まれています。 早ければ23日にも、人質解放が実現する可能性があるということです。
■日本時間11月22日正午過ぎ イスラエルとハマス、人質解放と4日間の戦闘休止で合意 カタール政府発表
イスラエルとイスラム組織「ハマス」の人質解放交渉をめぐり仲介したカタール政府は人質解放とひき換えに少なくとも4日間の戦闘休止で両者が合意したと発表しました。 カタール政府は日本時間22日正午すぎ、イスラエルとハマスが少なくとも4日間の戦闘の休止で合意したと発表しました。 合意の条件には、ハマスが女性と子どもの人質50人を解放することと引き換えに、イスラエルがパレスチナ人の女性と子どもの囚人複数人を釈放することが含まれるとしています。24時間以内に戦闘休止の開始時間が発表されるということです。 また、期間中はガザ地区への大規模な人道支援物資や燃料の搬入も認められるとしています。イスラエル政府も22日、交渉内容に合意したことを発表しています。 一方、ロイター通信によりますと、ハマス側は釈放されるパレスチナ人は150人だとしています。