6月14日支給!2024年度モデル夫婦世帯の年金額「23万483円」の手取りはどれくらい?
6月14日は年金支給日です。 また、6月14日より年金支給額は増額となります。そこで本記事では、2024年度(6月支給分から)のモデル夫婦世帯が受け取る年金額「月23万483円」の手取り額をシミュレーションします。 【写真4枚】夫婦2人分の年金支給額「23万483円」から税金・社会保険料はいくら天引きされる? 夫と妻の年金にわけてわかりやすくシミュレーションするので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
6月14日から年金支給額は増額へ
日本年金機構「令和6年4月からの年金額等について」によると、2024年6月の年金支給額の例は以下のとおりです。 ●2024年6月からのモデル年金額(額面) 国民年金の満額受給額:月額6万8000円(前年度比+1750円) モデル夫婦*1の年金受給額:月額23万483円(前年度比+6001円) *1…平均年収約527万円で40年間勤務した夫(妻)と会社員経験のない専業主婦(夫)の世帯 平均年収約527万円で40年間勤務した夫(妻)と会社員経験のない専業主婦(夫)の世帯のモデル夫婦が受け取る年金は額面で月23万483円となっています。 内訳としては夫の年金額が月16万2483円(国民年金6万8000円を含む)、妻の年金額が月6万8000円です。 なお、上記は税金や社会保険料が控除される前の額面となります。 次章では、手取りでいくらになるのかをシミュレーションしていきます。
モデル夫婦世帯の年金額「月23万483円」の手取りはいくらか
モデル夫婦世帯の年金額が額面で月23万483円であることを確認しましたが、手取りはいくらになるのでしょうか。 以下の条件の夫婦でシミュレーションしてみましょう。 ・東京都練馬区在住 ・年齢は夫婦ともに70歳 ・65歳から年金受給を開始していて、収入は年金のみ。 ・基礎控除と社会保険料控除、配偶者控除のみを適用(生命保険料控除や地震保険控除などはなし) シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●専業主婦の妻がもらう年金の手取りはいくらか ・額面 年81万6000円 ・所得税 年0円 ・住民税 年0円 ・国民健康保険料 年2万円 ・介護保険料 年2万6000円 ・手取り 年77万1000円(月6万4000円)81万6000円ー2万円(国民健康保険料)ー2万6000円(介護保険料) *各数値計算時の端数処理の関係で計算結果が一部一致していません ●会社員の夫がもらう年金の手取りはいくらか ・額面 年195万円 ・所得税 年0円 ・住民税 年0円 ・国民健康保険料 年5万円 ・介護保険料 年8万1000円 ・手取り 年181万9000円(月15万2000円)194万9796円ー5万円(国民健康保険料)ー8万1000円(介護保険料) *各数値計算時の端数処理の関係で計算結果が一部一致していません 妻の手取りは月6万4000円、夫の手取りは月15万2000円で、合計の手取りは月21万6000円となります。額面月23万483円に対する手取り率は93.7%です。 税金と社会保険料で月に約1万4500円が天引きされることになります。 モデル夫婦の年金受給額の手取りをシミュレーションしましたが、年金額は現役時代の平均年収などによって異なります。 次章で、現役時代の平均年収別の年金受給額を見てみましょう。