自転車、酒気帯び疑い初摘発 改正道交法初日、福島の60代男性
自転車走行中の携帯電話使用(ながら運転)や酒気帯びに罰則を設けるなどした改正道交法が11月から施行され、本県や札幌、大阪など各地で摘発が相次いだ。福島市内では酒気を帯びた状態で自転車を運転したとして、福島署が1日午後8時半ごろ、酒気帯び運転の疑いで、60代男性を摘発。県警によると、罰則が強化された改正道交法での摘発は県内初。 酒気帯び運転は呼気1リットル当たりにアルコールが0.15ミリグラム以上含まれている状態での運転。改正法では、3年以下の懲役または50万円以下の罰金となる。走行中にスマートフォンを手で持って通話したり、画面を注視したりする行為などにも罰則が新設された。
福島県警チラシ配り啓発
県警は1日、福島市で通学や通勤で自転車を利用する人たちに道交法の改正内容を周知した。 福島署員らが福島交通飯坂線の曽根田駅付近で広報チラシを手渡し、家族や友人にも知らせてほしいと呼びかけた。福島署の深谷英史交通1課長は「(罰則強化を)知らなかったでは済まされない。自分自身を守るためにも徹底してほしい」と話した。 自転車で通学する福島工高1年の服部芽彩(めい)さん(15)は「法改正は先生から指導されていたので知っていた。自転車の乗り方について改めて気を付けたい」と話した。
福島民友新聞