台湾第2野党トップを起訴 市長時代の汚職罪 台北地検
【台北時事】台北地検は26日、台湾第2野党・民衆党の柯文哲主席(党首、65)を汚職の罪などで起訴した。 2022年までの台北市長時代に商業施設の容積率を引き上げ、見返りに賄賂を受け取ったとされる。今年8月に逮捕された。 柯氏は辞任する意向と伝えられており、民衆党は来年1月に会議を開き、今後の対応を協議する見通し。台湾民意基金会の今月の世論調査では党支持率が約1割に低下した。 民衆党は今年1月の立法委員(国会議員)選で、創設者でもある柯氏に対する若者らの支持を追い風に8議席を獲得。いずれも単独過半数に達しなかった与党・民進党と最大野党・国民党の間でキャスチングボートを握り、国民党と協力して頼清徳総統に厳しい政権運営を強いている。