UAが越境ECサイトを開設、日本の伝統文化を象徴する日用品・工芸品を展開
ユナイテッドアローズが、2023年5月に発表した中期経営計画の主要戦略の一つ「UA MULTI戦略:グローバル拡大」の一環として、越境ECサイト「タバヤ ユナイテッドアローズ(TABAYA United Arrows)」を開設した。日本の伝統文化を象徴する日用品や工芸品を、作り手の思いや背景にあるストーリーとともに世界へ発信し、海外消費者からの同社の認知度向上と販路拡大を目指す。なお、同サイトでは日本国内からのアクセスおよび商品の購入はできない。
同社は、セレクトショップとして海外諸国の多くのモノや文化を日本国内に紹介してきた一方で、改めて日本の伝統文化の素晴らしさを実感していたとし、開国と戦後の欧米文化から学び形成された日本の生活文化の価値観と魅力を、海外の顧客に向けて広く伝えるため、同サイトを立ち上げたという。同社の海外におけるEC展開の実績としては、台湾の自社ECサイトと中国のECモール「天猫国際(Tmall Global)」があるが、自社運営する越境ECサイトとしては今回が初めてとなる。 同サイトでは、日本製の皿やグラス等の食器、包丁などの調理道具、インテリアのカテゴリーを中心に展開。価格帯は食器が3万5000~4万円、調理道具が5000~2万円、インテリアが5万8000~25万円程度となる。