ナイキ ズーム ボメロ5の新色、メレルの話題コラボも!【東京スニーカー氏が選ぶ「買うべき大人スニーカー」】
UOMOプリント版の連載『教えて! 東京スニーカー氏』でもおなじみの小澤匡行さんが、数多の中から極私的なおすすめモデルを厳選。 【写真】ナイキ、メレル…東京スニーカー氏が選ぶ「買うべき大人スニーカー」をもっと見る
MERRELL|MOC SPEED STREAK EVO × NICOLE MCLAUGHLIN
「ドーバー ストリート マーケット ギンザで先行発売されていたのを見て、気になったニコル・マクラフリンのコラボモデル。海外の有名セレクトショップでも『モアブ』シリーズなどが積極的にピックアップされ、メレルのブランドバリューが年々上がっていると感じています。この新作モックはジャングルモックをベースにしたハイテク調のデザイン。懐かしさもありながら今っぽさをミックスした、なんともいえない雰囲気があります。僕が思うメレルのよさはテクノロジーを備えた重量感。足元に重たさが欲しいときに、このグレー系アッパーにブラックのソールの配色は、ちょうどいいんですよね」(小澤)
ALTRA|OLYMPUS 5 HIKE MID GTX
「この連載に登場するのは初ですが、リアルに履いてファッションにも取り入れてみたいと思っていたアルトラ。高低差のないドロップゼロを早くから打ち出してベアフットブームを牽引し、本気のトレイルランナーに高く評価されています。侵してはいけない領域かと思っていましたが、近年、ファッションにも応用しやすい配色が増えました。ブランドを代表するオリンパス・シリーズから登場したハイクシューズもそのひとつ。つま先部分にボリュームのある独自シェイプで足指が広がるスペースを確保してくれるので圧迫感がなく、Vibram®メガグリップのアウトソールの地面をつかむ感じも最高です」(小澤)
NIKE SPORTSWEAR|NIKE ZOOM VOMERO 5 EWT
「Y2Kの流れで復刻されているモデルの中でも、当時リアルに履いていたナイキのボメロ。当時、本気系のランニングシューズに『バウワーマンシリーズ』というのがあって、Pー6000やメイフライなどはそのカテゴリーから発売されていました。僕はそういうものをストリートファッションとミックスして、楽しんでいたんです。ボメロ 5はア・コールド・ウォールのサミュエル・ロスとのコラボをよく履いていて、海外でもよくスナップされた思い出が。ボメロがユニークなのは前足・中足・後足と3つに分解されているような、どこかアートっぽいデザイン。履くと本当に快適なので、いろいろな視点で売れている理由がよくわかります」(小澤) 小澤匡行「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。