【RIZIN】新王者・クレベルの勝因は“メンタル”、倒した鈴木千裕には賛辞「弱虫ではなかった」
今年の目標はベルトの防衛
格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)第2部「RIZIN.49」第14試合、フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分×3R(66.0kg) 【動画】激闘を繰り広げた2人に会場からは大歓声…クレベル・コイケvs鈴木千裕、壮絶な戦いの最後 第14試合のフェザー級タイトル戦ではクレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)が王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)に判定勝ち。フェザー級のベルトを奪還した。 “因縁”は新年を迎えた2025年のリングで決着した。メインイベントにふさわしい壮絶な死闘だった。 奪還したベルトを左肩に抱えて会見場に入ったクレベルは「ハッピーニューイヤー」と笑顔であいさつ。額の傷は止血されていたが、顔にはまだ血の跡がかすかに残っていた。 「もし自分が負けるとしたら、自分自身に負けると思っていました。もちろん、試合前から難しい試合になるとはわかっていました」と試合前の心境から振り返った。 「(鈴木)はフェイストゥフェイスの時にもすごく自信を感じた。彼のことを弱虫だという風に思ったんですけど、そんなことはなかった。今回、自分はとてもよく準備できていて、メンタルでは絶対に負けないという風に思っていた」と勝因についてコメントした。 王者として迎えた23年6月のタイトル戦。前日計量で体重超過し、ベルトを失った。悲願と明かしていたベルトの再奪還に喜びもひとしおだ。 「35歳にもなって、自分の中で疑問というのがすごく湧いてきた。年としてはまだ若いんですけれども、トップでずっと戦い続けるというのはとても辛いことなんですね。自分が人間として非常に成長したとも思っています」 次戦からは王者の“宿命”である防衛戦が待ち受けている。「(防衛は)1度も今までやったことがないので今年の目標は(ベルトを)維持することです」と新たな年に向け、気を引き締めていた。
ENCOUNT編集部