初の世界選手権でビキニマスターズ優勝の47歳 ハリのある逆三角形ボディで魅せた 大会直前の思わぬハプニングも
12月17日(火)から19日(木)の3日間で東京・有明コロシアムにて行われている『IFBB 世界フィットネス選手権』。畠山恵子(はたけやま・けいこ/47)選手がビキニマスターズ45-49歳級にて、国際大会で自身初の優勝を果たした。 【写真】畠山恵子選手の「世界を制した」丸みのある脚
「正直心の準備ができてなくて、びっくりしています。ただ、自分がこうなりたいと思った身体を目指してやってきて優勝できたのは正直うれしいです」 9月のオールジャパンマスターズ・ビキニフィットネス 45歳以上160cm以下級で優勝し、10月に迎えた自身初の国際大会となるアーノルドクラシックヨーロッパ・ビキニ45歳以上級で2位と好成績を残した畠山選手。アーノルドクラシックから約2カ月後の今大会。中途半端に間が空いてしまうことで気持ちのスイッチがなかなか入らなかったという。 「世界選手権の1週間前ぐらいから最終調整するんですが、そこで舵を取り直して、もう1回自分に喝をいれました。各個人の大会じゃなくて、国代表として出場するにあたってふさわしい身体で出ないと他の選手にも申し訳ないと」 気持ちの変化で大きく身体が変わるこの競技。スイッチが入った矢先、ホルモンバランスの乱れやアレルギー反応で目の周りや首の皮膚が腫れるなどの、思いもしなかった出来事も必死に試行錯誤して乗り越えた。 今回、初の世界選手権で初優勝を飾った畠山選手。王者としての展望を教えてくれた。 「ビキニで来年どのような評価をいただけるか楽しみではあります。このままのデザインでいっていいのか。この身体を目指す人が今後増えてくるわけですから、自分がトップで居続けるためにはどうしたらいいかっていうのを考えながら今後は過ごしたいと思います」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史