お値段12万円!“放送禁止用語”満載の漫画『アパッチ野球軍』と実写化された『金メダルへのターン』
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開! 【写真あり】大崎潔/株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長 大崎 お久しぶりです。今回は漫画『アパッチ野球軍』と『金メダルへのターン』です。 写写丸(以下、写) おお、どちらも懐かしい! 1960~1970年代に漫画誌に連載されていたスポ根漫画ですね。きれいな状態ですが、復刻版ですか? 大崎 それがどちらも絶版になっているんです。『アパッチ野球軍』はアニメ化され、『金メダルへのターン』は実写ドラマ化された話題作です。しかし原作である漫画は、初版のみなので、レアなんですよ。 写 『アパッチ野球軍』のアニメは熱い人間ドラマが注目された、名作です。 大崎 同作は『エースの条件』という野球漫画の続編なのですが、差別的な描写や、いわゆる放送禁止用語が満載です。原作の結末は、アニメ版とは全く別物なので、読む価値がありますよ。 写 『金メダルへのターン』は問題なさそうですが……。 大崎 この作品は、発売の仕方が変わっていて、ドラマの放送に合わせて全4巻が同時に発売されました。しかし人気と話題性を考えると、初版のみの発行は少し謎ですね。 写 あまりに惜しいです。 大崎 いろいろな事情で消えゆく昭和の名品を、今後もご紹介します。 おおさききよし 1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める 写真・梅基展央
週刊FLASH 2024年11月12日・19日合併号